書かせていただいておりました。
今年に入って、営業担当が最終価格交渉に出張し、
後は発注を待つだけということでした。
しかし、先日、正式にダメだったとの連絡があったようです。
韓国のメーカーになったと言うことです。
決まったことはしょうがない。
次の案件に向けて、がんばるだけです。
会社からの報告内容を聞いて感じたこととして、
まず、政治力の不足。
韓国メーカーはエンドユーザーの会社の副社長を押さえたんです。
ウチはそこまで押さえきれなかったようです。
あと、決済が米ドルですから、円高が効いています。
ましてや、相手先は韓国ですからウォン安。
輸出する側から言えば、にっちもさっちもいかない。
円高って輸入する側や海外旅行をする方にはメリットがあり、
一部では歓迎するような報道がなされています。
しかしながら、輸出する側、海外旅行をされる側(日本に入国する)から
すれば、何のメリットも無いんです。
つまり、お金は出ていくけど、
お金が入ってこないと言うことですよ。
ものづくりと貿易で成り立っている国なのにねぇ。
と思うんです。
中小企業のワタクシたちですらリアルに感じてしまい、
主要な国に支社を出そうか。と言う話が出るくらいです。
基幹産業の大企業はそりゃ、すごい打撃です。
そりゃ、現地生産したほうが得ですって。
となると、本当に日本の産業が空洞化してしまうと思うんですよね。
やっぱり、日本はものづくりの国です。それを国内だけに留まらず、
海外にも売っていく。貿易収支で稼いでいく。
それとも、新しい産業構造でも作るんですか?
こんな記事もあるくらいっすよ。
ものづくり大国に危機…製造業、決算総崩れ
↑に出てくる企業はそれなりに構造的な問題も抱えているとは
思うんですけど、やっぱり、円高は一因ですよ。
それと、たとえば、サムスンに学ぶべきこともあるでしょう。
経営者はこういう時って、もっと謙虚になるべきではないでしょうかね。
それができない、それをしない経営者は怠慢で傲慢だと思います。
それができない、それをしない経営者は怠慢で傲慢だと思います。
なーんて思う、今日この頃です。
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